大宮駅西口から徒歩2分。そごう大宮店13階の美容室 air-OMIYA スタイリストの竹内です。
今回解説するのはこちら!
『白髪の原因です!』
皆さんは白髪の原因って何だと思います?
誰もが思いつくのは老化ですよね。
しかし白髪になる原因は他にもあるんです。
『白髪は老化によるものだから仕方ない』と諦める前に、他の原因としてどの様なものがあるのか知りましょう。
もしかしたら白髪を減らせる事ができたり、増える速度を遅くする事ができるかもしれません。
Contents
①なぜ白髪になってしまうのか
まずはなぜ白髪になってしまうのか理解しましょう。
髪の色はメラニン色素によって決まります。
実は生まれたばかりの髪に色は付いていません。成長し頭皮へと到達するまでの間にメラニンを受け取り色が付いていきます。
メラニン色素はメラノサイトという場所で作られ、髪へ供給されます。
白髪になってしまうという事は、この一連のサイクルが何らかの理由で滞っているという事になります。
ではその原因はどの様なものが考えられるのでしょうか。
②白髪の原因とは
白髪の原因①:加齢
はい、やはりこれは避けては通れません。
多くの白髪は自然な老化現象として現れます。しかし白髪が生える時期はかなり個人差があり、平均的に35歳辺りから白髪が生えてくる人が多いと言われています。
メラニン色素を作る上で必要なチロシナーゼという酵素が加齢と共に減少する事が原因です。
また、加齢によりメラニン色素を作るメラノサイト自体が減少、または消失する事もあります。
メラノサイト、チロシナーゼのどちらかが欠ける事で白髪になってしまうんですね。
白髪の原因②:遺伝
白髪は遺伝的な要素を強く受けると言われていますが、実のところはっきりとした事は解明されていません。
あくまで統計的にそうではないかという段階なのです。
身近な人を観察してみると、年齢の割りに白髪が少ないと感じる方もいらっしゃれば、逆に多いと感じる場合もありますよね。
それはご両親より、白髪になりやすい体質かそうでない体質かを受け取ったと考えられます。
また、若白髪は遺伝である可能性が高く、両親のどちらかが若白髪だった場合は遺伝する確率が高まります。
白髪の原因③:栄養不足
偏った食事や、極端なダイエットなどで栄養不足に陥ることで、メラニンを作る上で必要な栄養素が足りなくなってしまいます。
メラニンを作る上で欠かすことのできないチロシナーゼも栄養が足りないと働きが悪くなります。
白髪を改善するには、メラニン色素生成をサポートする栄養素を積極的に摂取する事が重要です。
白髪改善に必要な栄養素:タンパク質
タンパク質は髪の毛を作る上で主な材料となります。まず健康な髪を作るには、このタンパク質でも良質なタンパク質を摂取する事が大切です。
タンパク質を多く含む食べ物
- 肉類、魚介類、卵類
- 大豆製品、乳製品
白髪改善に必要な栄養素:亜鉛
健康な髪の毛が生えるように、亜鉛を摂取することも大切です。タンパク質の働きを助ける他、メラノサイトの働きを活発にする働きもあります。
特に女性は不足しがちなので意識して摂取する事が大切です。
亜鉛を多く含む食べ物
- 牡蠣、肉類
- ナッツ類、納豆
白髪改善に必要な栄要素:チロシン
髪の色はメラニン色素で決まります。このメラニン色素の原料となっているのがアミノ酸の一種である、チロシンです。このチロシンが減少してしまう事も白髪の原因となります。
チロシンを多く含む食べ物
- チーズ
- 大豆、豆腐、きな粉
白髪改善に必要な栄養素:ヨード
髪の毛の色を決めるメラニン色素はメラノサイトで作られます。このメラノサイトの働きが悪くなると、白髪の原因となってしまいます。
ヨードは細胞の成長を助け、新陳代謝を促進します。メラノサイトの働きを活発にする事は白髪改善に重要な事です。『髪の毛には海藻を食べると良い』というのは本当なんですね。
ヨードを多く含む食べ物
- 昆布
- 海藻類(ひじき、わかめ、のり)
白髪の原因④:生活習慣
慢性的な睡眠不足
髪やお肌のゴールデンタイムは22時〜2時と言われているのを聞いた事があるでしょうか?
それは交感神経と副交感神経に関わりがあります。
簡単に説明すると…
- 交感神経→緊張モード
- 副交感神経→リラックスモード
と理解していただければ大丈夫です。
通常は夜間に副交感神経優位となり、血管の拡張が起り成長ホルモンが分泌されます。
それが最も盛んに行われるのが22時〜2時の間で、その時間に質の良い睡眠を取る事で毛根に栄養が運ばれ様々な成長活動が行われます。
しかし現実的にこの時間に睡眠を取るのは中々難しいですよね…
そこで大切なのが睡眠の質です。
睡眠の質を高めるには副交感神経優位、すなわちリラックスモードにする必要があります。しかし現代人は交感神経優位になりやすいといわれています。
多忙な方や強いストレスを抱えている方などは24時間緊張状態の方もいらっしゃるかもしれません。
また就寝の直前までスマホやパソコンを見てしまうと、交感神経が刺激され寝つきが悪くなってしまいます。
さらにバラバラの睡眠時間も副交感神経の活動効率を悪くさせます。
このように交感神経と副交感神経のバランスが崩れる事で、毛根に必要な栄養が運ばれず白髪の原因となってしまいます。
うまく副交感神経優位にさせるには、ぬるめのお湯に長めに浸かる事や、アロマ、音楽などが効果的です。
緊張状態からリラックスモードにうまく切り替え、質の良い睡眠を取る事が白髪の予防、改善に繋がります。
運動不足
はい、これは僕も耳の痛い話ですが…
運動不足も白髪の原因と言われています。
健康な髪を生やすには、まず身体が健康でなくてはなりません。
運動不足が引き起こす様々な身体への悪影響は健康な髪を作る上でも良い状態ではありません。
わかりやすい例だと運動不足による血行不良です。血行不良に陥ると、体の隅々まで栄養が運ばれず健康な髪を作る妨げとなります。メラニンを作るメラノサイトの活性も落ちてしまいますので白髪の原因になるという事ですね。
逆に適度な運動を取り入れる事で心身ともに健康であれば、髪にとっても良い環境である言えます。
だからといっていきなりハードな運動に取り組むのではなく、自分のペースに合わせて少しずつでも継続して取り組む事が大切です。普段運動をされていない方は、まずは気分転換に散歩に行く程度から始めてみてはいかがでしょうか。くれぐれも無理なくが大切です。
白髪の原因⑤:ストレス
皆さん何かしらのストレスを抱えながら日々頑張っていると思うのですが、過度なストレスを受けると体調を崩しますよね。それは髪にも言える事なんです。
過度なストレスを受ける事で、活性酸素が増えメラノサイトに悪影響をあたえます。
また血行が悪くなってしまい、髪を作る上で必要な栄養が十分に運ばれない事で白髪の原因となります。
健やかな髪を育むためには、ストレスを溜めすぎないようにリフレッシュする事が大切です。
ストレス発散方は人それぞれだと思いますが、先程紹介した適度な運動をする事もストレス発散に効果的です。
ストレスを発散しながら運動不足を解消しちゃいましょう!
白髪の原因⑥:喫煙
最近はめっきり吸える場所も少なくなり、愛煙家の皆様は肩身の狭い思いをされているのではないでしょうか?
喫煙によってニコチンが体内に入ると、血管が収縮します。そうなる事で血行が悪くなってしまいます。
はい、そうなんです。また出ました血行です。血行不良は白髪の原因となります。
白髪を気にされている愛煙家の方はこの際、禁煙にトライするのも良いかもしれません。
白髪の原因⑦:紫外線
肌に良くない事は広く知られている紫外線ですが、実は髪や頭皮にも良くないんです。
髪が紫外線を浴びると、乾燥、強度低下、メラニン色素破壊などのダメージを受けます。
そして肝心の頭皮への影響はというと、紫外線は頭皮の細胞にも到達します。毛根にあるメラノサイトが紫外線によるダメージを受け正常にメラニン色素を生成できなくなる事で白髪の原因となります。
特に注意すべきなのが、紫外線を浴びやすい分け目です!
白髪が分け目に多いと言われるのはこれが原因だと考えられます。肌よりも頭皮の方が光老化の影響を受けやすいという話もありますので注意が必要です。
5月〜9月頃までが特に紫外線が強いと言われますが、その前後も油断してはいけません。
紫外線は1年を通して降り注いでいますので、帽子を被ったり最近では頭皮に付けれるUVカットスプレーなどもありますので、上手に活用しながらしっかり紫外線対策をしましょう。
③まとめ
皆さんここまでお疲れ様でした。
いかがでしたか?今回は白髪の原因を主にご紹介させていただきましたが、ご自身に当てはまるものがありましたか?
やはり老化は避けては通れない事ではあります。また遺伝に関してもなんともし難い事ではあるので、対処できるとすればそれ以外のところという事になりますよね。
今回の内容を振り返ると
- バランスの良い食事を摂る
- 質の良い睡眠を取る
- 適度な運動を取り入れる
- ストレスを溜めすぎないようにする
- 禁煙する
- 外に出かける時はしっかり紫外線対策をする
という事になります。言われてみれば普通のことじゃんという内容ですね。
凄く健康になれそうな感じです。
体が健康であるという事が髪に対しても大切だという事なんです。
今回は白髪にフォーカスしましたが、白髪の原因になる事は薄毛の原因にもなります。
健やかな髪を育む為にも、是非生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?
既に生えてしまった白髪に関してはカラーリングという対処法がありますので、我々プロにお任せ下さい!
白髪のお悩みお気軽にご相談くださいね。
では!